日本在来種スーパーフード、野生の島みかん「シークニン」徳之島の生産者を応援します。
「シー」は「すっぱい」、「クニン」は「実がなるまでに9年かかる」という意味。実がなるまでに9年かかるすっぱいみかん、「シークニン」が今、鹿児島県・徳之島産のスーパーフードとして注目を集めつつある。
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そう語るのは徳之島でシークニンを製品化している大橋カツミさん。大橋さんは1981年から自身が経営していたスナックで焼酎に添えるなどしてシークニンを提供。お客さんたちの間で評判を呼び、2005年には果汁を商品化するための工場を立ち上げるに至った。
果汁率は、いいときでもわずか38パーセント。収穫を11月くらいまで待てば糖度も上がり、より多くの果汁が取れるようになるがそうするには農薬や肥料の力を借りざるをえなくなる。
樹齢100年の木から収穫したシークニンを選別する大橋さん(写真中央)/撮影:やまなか順子・
自然の力でなるものだけに、年によって収量もまちまち。それほど多くの量を生産できるわけはなく、平均すると果汁にして年間20tほどだという。数年前より栽培にも注力しているものの、いかんせん実がなるまでにも9年かかる。また無農薬であるがゆえに雑草やカミキリムシなど除去など苦労が絶えない。
しかし、その栄養価は一般的なみかんを大きく凌駕し、血糖値の上昇や発がん性物質、活性酸素の増加を抑える作用があるとされる物質「ノビレチン」の含有量はシークワーサーをも上回る。ビタミンCも豊富で、シークニンを飲みだしてからというもの、大橋さんは風邪一つひかなくなったとか。
健康ブームと言われる昨今、かつては時代に置き去りにされたシークニンは、NKHや雑誌などにも取り上げられるようになり、全国的な脚光を浴びるようになった。今では東京の有名ホテルや海外からも注文があるという。
シークニンは、まさに徳之島が生んだ貴重なスーパーフード。長寿の島の力がここにある。
話題のスーパーフードとなったシークニン。PDFはこちらよりダウンロードできます
ともに産地を応援しブランディングしている133代奄美観光大使・奄美手帖制作者で写真家のやまなか順子・もこのスーパーフードを長年愛し、自らも飲用し販売応援を島ちょく!キッチンでも使っている。都会の元気を支えるビタミンCの含有量は温州みかんの約60倍。ストレスの多い都会の元気を支えるには島々のスーパーフードが一番。
「野生の力で美と健康、そして元気を手に入れてほしい」
と語っている。
やまなか順子・もシークニンの長年の愛用者
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