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日本在来種スーパーフード、野生の島みかん「シークニン」徳之島の生産者を応援します。

File.3_大橋カツミさん 「こだわりは自然の力でなること、そして無農薬であること」

「シー」は「すっぱい」、「クニン」は「実がなるまでに9年かかる」という意味。実がなるまでに9年かかるすっぱいみかん、「シークニン」が今、鹿児島県・徳之島産のスーパーフードとして注目を集めつつある。

「シークニンは徳之島の在来種で、食べものもお薬も少なかった時代は、生姜とか黒砂糖とかといっしょに炊き込んで、今でいう健康補助食品のような感覚で飲んでいたみたいです。でも、熟れたら甘くておいしいんですけど、熟れるまではすっぱくて食べられない。甘くておいしいみかんが流行るようになってからは、しだいに時代に置き去りにされてきました」

そう語るのは徳之島でシークニンを製品化している大橋カツミさん。大橋さんは1981年から自身が経営していたスナックで焼酎に添えるなどしてシークニンを提供。お客さんたちの間で評判を呼び、2005年には果汁を商品化するための工場を立ち上げるに至った。

「シークニンは島に自生しているみかんです。自然になっているものを集めて、果汁にしています。だから、完全に無農薬。収穫時期は8月末から9月、10月くらいにかけての年に1回だけです」

果汁率は、いいときでもわずか38パーセント。収穫を11月くらいまで待てば糖度も上がり、より多くの果汁が取れるようになるがそうするには農薬や肥料の力を借りざるをえなくなる。

「こだわりは自然の力でなること、そして無農薬であること。農薬で消毒して11月に収穫するようにすれば果汁率も60、70パーセントくらいまで上がるのですが、香りと成分が一番いい時期が8月末から10月くらいまでなんです。その時期に収穫すると、どうしても38パーセントくらいにしかならない。一つひとつハサミを入れて手で取るので、収穫にも時間がかかります」

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樹齢100年の木から収穫したシークニンを選別する大橋さん(写真中央)/撮影:やまなか順子・

自然の力でなるものだけに、年によって収量もまちまち。それほど多くの量を生産できるわけはなく、平均すると果汁にして年間20tほどだという。数年前より栽培にも注力しているものの、いかんせん実がなるまでにも9年かかる。また無農薬であるがゆえに雑草やカミキリムシなど除去など苦労が絶えない。

しかし、その栄養価は一般的なみかんを大きく凌駕し、血糖値の上昇や発がん性物質、活性酸素の増加を抑える作用があるとされる物質「ノビレチン」の含有量はシークワーサーをも上回る。ビタミンCも豊富で、シークニンを飲みだしてからというもの、大橋さんは風邪一つひかなくなったとか。

「夏になると、炭酸水で割るなどして健康ドリンクのような感覚で飲んでいます。今75歳なんですが、病気にかかることはありません。草刈りをがんばりすぎて腕が痛くなるくらいです(苦笑)」

健康ブームと言われる昨今、かつては時代に置き去りにされたシークニンは、NKHや雑誌などにも取り上げられるようになり、全国的な脚光を浴びるようになった。今では東京の有名ホテルや海外からも注文があるという。

シークニンは、まさに徳之島が生んだ貴重なスーパーフード。長寿の島の力がここにある。

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話題のスーパーフードとなったシークニン。PDFはこちらよりダウンロードできます

ともに産地を応援しブランディングしている133代奄美観光大使・奄美手帖制作者で写真家のやまなか順子・もこのスーパーフードを長年愛し、自らも飲用し販売応援を島ちょく!キッチンでも使っている。都会の元気を支えるビタミンCの含有量は温州みかんの約60倍。ストレスの多い都会の元気を支えるには島々のスーパーフードが一番。

「野生の力で美と健康、そして元気を手に入れてほしい」

と語っている。


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やまなか順子・もシークニンの長年の愛用者

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